Google Analytics で集計したフォームの値の表示
Google Analytics に dataLayer でカスタム定義した値を集計して Looker Studio でレポートを作成するのだが、フォームの値をそのまま保存している関係で表示がわかりずらい。
例えば、以下のようなフォームの値を取得して集計するとします。
<select name="tour">
<option value="daytrip">日帰りツアー</option>
<option value="stay">宿泊ツアー</option>
</select>
で、これを Looker Studio で表にすると…

こうなるよね。そりゃそうですよね、フォームのvalue
属性値をそのまま集計しただけなので。value
属性値でなく「日帰りツアー」や「宿泊ツアー」を集計すればよいのだが、表示する文字列を変更する可能性も考えたらvalue
属性値が無難だよなと。Looker Studio 側でどうにかできないもんかと考える。
計算フィールドを使用して条件設定
Looker Studio には計算フィールドというものがあって、ちょっとした演算や条件分岐みたいのを書くことができます。これをうまいこと利用して条件にい応じた文字列を表示させます。
まずは、計算フィールドを追加します。行のディメンションから追加できます。

CASE文(単純)で条件判定をする
計算フィールドを追加すると、計算式を入力する欄が出てくるので、以下のコードを入力します。
CASE [※該当のディメンションを指定]
WHEN "daytrip" THEN "日帰りツアー"
WHEN "stay" THEN "宿泊ツアー"
END
計算フィールドの設定画面では、こんな感じ。CASE
の右にディメンション名を指定します。ディメンション名は先頭の文字を入れればコードヒントが出てくるので便利。
条件分岐はWHEN
で行い、THEN
で条件にあったデータを返します。

名前は任意でつけます。データの種類は文字列なので、テキストを指定。最後に適用ボタンを押して保存します。これで出来上がり!
計算フィールドをディメンションに設定
出来上がった計算フィールドを表示してみます。

できた!\(^o^)/
他にも計算フィールドでできることが沢山ありそうなので、いろいろ触ってみよう。
参考サイト
- CASE(単純)| Looker Studio | Google Cloud
- https://cloud.google.com/looker/docs/studio/case-simple?hl=ja
- CASE(検索)| Looker Studio | Google Cloud
- https://cloud.google.com/looker/docs/studio/case-searched?hl=ja